公園でどんぐりひろい
どんぐり拾いは小さなお子様に大人気!大きいものや小さいもの、カサのついたもの、いろんな種類がありますよね。お友だちとどちらがたくさん拾えるか『どんぐり拾い』の勝負!も楽しい!愛知県の公園には、どんぐりとその仲間がいっぱいです。
どんぐりという名前の植物はあるの?
愛知県名古屋市守山区にある公園『小幡緑地』で自然観察会を主催されている愛知守山自然の会 石原さんに、どんぐりについて伺いました。
どんぐりころころどんぶりこ♪
みなさんが思う『どんぐり』はどんな形をしていますか?『どんぐり』という名前の植物はありません。ブナ科のうち、コナラ属、シイ属、マテバシイ属(※1)に入る、植物の実のことを指します。『コナラ』『アベマキ』『アラカシ』がよく見られるどんぐりです。
昔々、縄文人はどんぐりを食べていたとされています。アクがなく生で食べることができるドングリもあります(※2)。
※1:最近属がオニガシ属にかわりました
※2:必ず専門家のアドバイスを受けてください
2017年11月11日に開催された小幡緑地自然観察会ではどんぐりの工作を行いました。
とってもかわいいどんぐりキーホルダー。カサを使っていもむしもかわいいですね。
よく見られるどんぐりの種類
スダジイ(すだ椎)
ブナ科 シイ属
時期 | 9月下旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 長さ5〜15cm、幅2.5〜4cmの広めの楕円形。 葉先はするどい三角形状に伸びる。 厚く、葉の上のほうに鋭いギザギザがある。 |
実の特徴 | 長さ1.2〜2cmの円すい卵形。 アクが少なく生でも食べられる。 熟すとどんぐりの帽子が3つにさける。 |
生息地 | 本州、四国及び九州の海岸沿いにある山。 高さ20mの常緑高木。 公園などに、よく植えられている。 |
マテバシイ(馬刀葉椎)
ブナ科 オニガシ属
時期 | 9月中旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 5〜20cm、幅3〜8cm卵を逆にしたような形。 葉は厚く、表は緑の光沢、裏は灰褐色。 |
実の特徴 | 長さ1.5〜2.5cmの長い楕円形。 どんぐりの帽子は、つぼみを包んでいた葉っぱが重なり合って並んでいる。 |
生息地 | 高さ10mほどの常緑高木。九州から沖縄の海岸付近。 公園などに、よく植えられている。 マテガイに似ていることからマテバシイと名付けられた。加熱することで食べられる。 |
コナラ(小楢)
ブナ科 コナラ属
時期 | 10月中旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 5〜15cm、幅4〜6cm卵を逆にしたような形。 葉の先がするどく、先端付近が広い。 波形のギザギザが目立つ。 表は緑。裏は灰白色。 |
実の特徴 | 長さ1.6~2.2cmの長い楕円形。 どんぐりの帽子はウロコのような葉で覆われる。 (ウロコパンツと呼ばれている。) |
生息地 | 高さ15mの落葉高木。 火を起こす薪や炭に使われた。 ミズナラに比べて小さいナラという意味の名前。 |
シラカシ (白樫 )
ブナ科 コナラ属
時期 | 10月中旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 長さ7〜14cm、幅2.5〜4cmの細長い楕円形。 フチのほとんどにギザギザがある。 表は光沢がある、毛は無く、裏は灰緑色。 |
実の特徴 | 長さ1.5〜1.8cmほど、先に段がついて突出。 どんぐりの帽子は6つほどの筋がついている。 |
生息地 | 高さ20mの常緑高木。 公園などに、よく植えられている。 |
アラカシ(粗樫)
ブナ科 コナラ属
時期 | 11月上旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 長さは7〜12cm、幅3〜5cm卵を逆にしたような形。 先がするどくとがっている。広目のくさび形。 上半分に大きなギザギザがある。 表は光沢がある、裏は毛が多く、灰白色。 |
実の特徴 | 長さ1.5〜2cmの卵球形。 どんぐりの帽子に、筋模様がある。模様からシマシマパンツと愛称される。 |
生息地 | 高さ15mになる常緑高木。 最もふつうにみられるカシである。 |
クヌギ(橡)
ブナ科 コナラ属
時期 | 10月上旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 長さは8〜15cm、幅3〜5cmの長い楕円状。 細長く先がとがっている。 表にやわらかい毛があるがのちに毛が無くなる。 裏は緑色。波状のギザギザがある。 |
実の特徴 | 長さ2〜2.3cmの球形。 どんぐりの帽子はらせん状に毛のような細い葉がつく。 |
生息地 | 高さ15mに達する落葉高木。 関東に分布する樹木である。 公園などに、よく植えられている。 |
アベマキ
ブナ科 コナラ属
時期 | 10月上旬頃から落ちはじめる。 |
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葉の特徴 | 長さ12〜17cm、幅4〜7cmの卵のような楕円形。 先がとがっている。 小さなギザギザがある。 葉の裏に淡褐色の毛がはえ、灰白色が特徴。 |
実の特徴 | 長さ1.8cmくらいの球形。 どんぐりの帽子はらせん状に毛のような細い葉がつく。 |
生息地 | 高さ15mに達する落葉高木。東海地方に分布する。名前のアベはあばたの意味、樹皮の感じを表したものである。 |
大高緑地
公園内にある若草山の周辺に、たくさんのどんぐりが生息しています。
山を一周して全てのどんぐりを集めてみよう!
スズメバチも活発な時期なので、茂みの中には入らないようにしましょう。
小さなお子さんは、必ず大人の方と一緒にどんぐり拾いをしてください。
小幡緑地
小幡緑地の西園、東園には自然豊かな景色の中に、どんぐりたちがたくさん。
散策しながら全部のどんぐりをゲットできるかな?
小幡緑地でどんぐりイベントを開催中
どんぐりの展示や、工作ができますよ!(2017年11月16日まで開催)
小幡緑地(西園)どんぐり拾いマップのダウンロードはコチラ
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小幡緑地Webサイトはコチラ
小幡緑地ではこどもたちに大人気の自然観察会が開催されています。
詳しくはイベント情報へ!
新城総合公園
自然豊かな公園には5種類のどんぐりが生息していますよ!
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尾張広域緑道
あいち健康の森公園
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東三河ふるさと公園
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愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)どんぐり拾いマップのダウンロードはコチラ
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